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色
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作詞 神瀬影光 |
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たとえば、肩を静かに抱いて欲しいとき
ひとりヒロイズムに浸りたいわけじゃない
あなたの、少し力加減を知らない抱き方が
オンナ心を微妙にくすぐるだけなの
カフェインの摂り過ぎで 眠れない夜はあなたを想う
それでも、冷たいあなたのことね 違う人を想っているでしょう
鹿鳴館で踊った 落ち着いたワルツの音色
僅かに温度が高まったそのぬくもりが 愛しい
昂揚感にざわめく この胸を突き刺すあなたの声色
奪い去った分だけ 人は、何かを失っていくのね
なにかの、拍子にあなたの嫌な所を見たとき
急にそこだけしか見えなくなる嫌な女だった
病院の待合室で 名前を呼ばれるのを待っている
…みたいに、冷たいあなたのことね 焦らして楽しんでいるでしょう
昭和の匂い香った 街角の夕日の緋色
微かに気持ちが弱まったこの戸惑いが 苦しい
飽和のオーラ纏った その瞳、清く濡れてた蒼色
傷つけあった分だけ 人は、孤独をつのらせてくのね
気づけば あなたの「色」が わたしの「カラー」に
だからか 交わってみても 同じ色しか生まれなくて
鹿鳴館で踊った 落ち着いたワルツの音色
僅かに温度が高まったそのぬくもりが 愛しい
昂揚感にざわめく この胸を突き刺すあなたの声色
奪い去った分だけ 人は、何かを失っていくのね
奪い去った分だけ 人は、色が汚れてしまうのね
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