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カサブランカ
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作詞 翁草 |
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いつだったか 誰がくれた花を差す
砂時計の中に降る
小さな小さな哀しみを
雨に流した人がいた
心苦しくはあるけれど
傍においても濡れるだけ
そういう君に花をあげよう
哲学はいまだ浅はか
灰色の水で 濁った視界
肩は湿るが 空をにらむ
どれだけお前が強くても
この涙は渡さない
そういう君に花をあげよう
おかしなことに世界は回る
見殺しの橋 おまじないは内緒
傘は重たくなっていくけど
冷えた君の手 温度は絶対
いつだったか 誰かがくれた花を 花を
おかしなことに世界は回る
明日 振り返ったんじゃなかったっけ
傘の重みに耐えきっては
冷えた君の手 温度は絶対
咳の街角 哲学は嫌い
いまだ浅はか そういう君に
袖口の記憶は香るだけ 今
終わりが来る前に 花をあげよう
この花を 君にあげよう
そういう君に
君に 花を
花を
花を
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