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線香花火
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作詞 ルリ |
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煙を吐き出し線香花火 小さく弾けてまた落ちる
三本四本残りは六本 夜が明けるまでもう少し
噛み砕いてみた感情残像 飲み下せないで喉につまった
息苦しいのはずっと前から 今更こんなの気にならない
銜えたマルボロ 弾ける火の玉
落ちないように 零れないように
どれだけ優しくしてみても
こんなふうにまた燃え尽きる
憂うつ蓄え線香花火 倦怠感だけ増していく
六本使って残りは四本 暗い夜空が紺色に
詰まったものは無理矢理流した 不快感にまた火を灯す
気持ち悪いのはもう慣れた だけど辛くないわけじゃない
見上げた星空 小さな火の玉
消えないように 絶え間ないように
どんなに手を施したって
いつだってほら間に合わない
吐き出せないまま胸がつかえた
込み上げて来たは感情残像
少し痛いのは気づかないフリ
最後の一本 火を点ける
ライターで着火 線香花火
落ちないように 途切れないように
どれほど大事にしてみても
それも長くは続かない
使い果たした 最後の花火
パチパチ弾けて ぽとりと落ちる
あんなに沢山あったのに
ほらね何にも残らない
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