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椿の恋
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作詞 ルリ |
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誰に気づかれることもなく 隠れてあなたを想うだけ
ただそれだけでも良しとしたのに
何を思ったか何時からか あなたが欲しくて堪らない
意も無く差し出されたその手 それがあまりに優しくて
もうそれだけで十分なのに
甚だしいにも程がある 愚かな恋情を抱いてた
叶うことなどありえない 知っていながら止められない
さしずめ行き止まりの恋は 片道切符で始まった
あなたの艶姿に見とれ 近づくことさえ躊躇われるも
一度その身に近づけば もう帰ることすら出来はしない
触れれば崩れてしまいそう 触りたくて堪らない
遠目にあなたを見つければ 追って袖を掴みたい
ただそれすらも叶わないとは
片腹痛いも程がある 無情なまでの恋心
実ることなど望めない あなたからは音もしない
突然に来たこの恋は 託言の一つも言えやしない
愛いしあなたに恋をして 心憂しくて憧るる
あなたの艶めくその姿 時雨れて眺めるに留まる
忍ぶれども溢れる想い 伝えたくて堪らない
あなたの艶姿に見とれ 近づくことさえ躊躇われるも
一度その身に近づけば もう帰ることすら出来はしない
触れれば崩れてしまいそう 触りたくて堪らない
憂いし想いを抱くまま 人知れず愛ずことしかできず
椿の季節に目覚めた恋は 散ることも出来ず咲けもしない
蕾は開くことが無く 今日もあなたを想うだけ
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