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殻
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作詞 ルリ |
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気付かないうちに 笑わなくなっていた
何が悲しいのか もうわからない
ただこれ以上泣くのも嫌だからって 手作りの殻に閉じこもった
見えないんじゃなく 見たくなかった
これが間違いなのか わかりたくない
だからこれ以上考えたくないからって ゆっくり瞼を下ろしてった
まるで眠るように死んでいる 呼吸を繰り返す死体
卑屈になって殻の中は 沢山の感情に埋まった
閉じこもった真っ暗な部屋 歪な世界に異端が一人
酸素を吸っては吐き出して そうしていつも死んでいるだけ
閉じた目の開き方も忘れた 殻の中は暗闇の世界
気付かないうちに 眠っていたのか
今が朝なのか もうわからない
ただこれからもここにいるのだと それだけしかわからなかった
まるで生きているように死んでいく 鼓動を打ち続ける死体
虚しくなって空の中は 溜め息の音が響いていた
引きこもった幼い私 虚像の世界に偽物が一人
たまに息を止めてみて そうしてまた酸素を求めた
入った殻の出かたも忘れた 私の世界は嘘塗れ
閉じこもった真っ暗な部屋 歪な世界に異端が一人
酸素を吸っては吐き出して そうしていつも死んでいるだけ
閉じた目の開き方も忘れた
引きこもった誰もいない世界 寂しい所にいつまでも一人
何か言おうと口を開閉 そうして今日も目を瞑ってる
掛けた鍵はとうに無くした 殻の中は涙で埋まる
笑えなくて殻に隠れた
私は何を望んだのかな ここから出れたら笑えるのかな
今はまだきっと無理なんだろうな
いつかはきっと出られるのかな
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