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痛み
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作詞 ルリ |
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もう何にも見えないよ この目は二度と開かない
君の声だけが聞こえてる 次は耳を塞ごうか
朝も夜もわからない 時間が過ぎていることも
あぁ止まってしまったのかな それじゃ息も止めようか
目を閉じようと 耳を塞ごうと ドクドクと鳴る鼓動が痛い
息を止めてみて気が付いた あぁこれは望んでないんだ
まだ大丈夫かな そろそろダメかな
タイミングがつかめず動けないまま
ねぇ君はいる? まだ呼んでくれてるの?
それすらもうわからない
もうここは飽きたよ でも何処に行けばいい?
君の声はもう聞こえない この耳には届かない
瞼は上がらずに 塞いだままの手 ドクドクと流れる血が痛い
こうなってみて気が付いた あぁこれは望んでないんだ
やっぱ帰ろうかな 追い返されるかな?
帰り道がわからず動けないまま
ねぇ君は何処に? もういないのかな?
大事な事はいつも知らない
こんな風になってから どんだけ時は過ぎたかな
君はいつまで待っててくれたの?
閉じた瞼は 塞いだ両手は 無力なくせに意地張る盾
動けないんじゃなくて 動こうとしない
懐かしい君に無理矢理立たされた
「ねぇ 聞こえないの? 早く帰ろうよ」
心臓が一瞬止まって目が開く
引かれた片手 君の声が聞こえる
それだけしかわからなかった
「ほら早く歩いて 待ちくたびれたよ」
繋がれた手が脈打った
弱く脆い盾 崩れた外壁
歩いた足が痛く痺れた
それだけしかわからなかった
君がずっと呼んでたいこと それすらもうわからなかった
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