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微熱
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作詞 ルリ |
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寒い夜道微熱を携え 星の少ない空を見上げた
今日の君はいつもより 大人に見えた気がしたよ
風邪ひいたの内緒だったのに 鼻声ひどくて直ぐにバレた
それでもいつもより高い熱は 気付かれてないと思いたい
腕を組んで歩いた道 寒い寒いって二人で言って
いつもより高い熱のお陰で 君を少し温められたかな
喉は痛かったけど 君と話したくて我慢した
ふらつく足元 躓いちゃったって誤魔化した
少し大人になった君と同じように 少しずるくなり嘘を覚えたよ
重い身体を無理やり歩かせ 巻いたマフラーなびかせた
明日の君に立ち悪い この風邪がうつりませんように
歩く元気あんま無かったけど いつものように振舞ってみた
それでもたまにこぼれる咳は 隠しきれはしなかった
風が二人を包んだ道 手が凍っちゃうと無駄に騒いで
いつもより温かいほっぺたは 君に暖を取られて凍えたよ
視界はぼやけてたけど さっきの映像をリフレイン
ぐらつく頭は 他に何も思い出したくないようだ
あまり会えなくなった君のために 少し我慢して熱を殺した
シマシマのマフラーを揺らしながら
何を聞くわけでもなくヘッドホンを付けて 冷えた耳を暖めてみた
次はいつ会えるだろうか
その時までにはこの風邪も 治っているといいんだけれどな
喉は痛かったけど 君と話したくて我慢した
ふらつく足元 躓いちゃったって誤魔化した
少し大人になった君と同じように 少しずるくなり嘘を覚えたよ
君はもう帰ったけど 未だに隣にいる気がしてる
これも全部 微熱の所為で見てる夢
咳と一緒に吐き出した息は 白くなってすぐに消えた
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