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胸元にナイフ
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作詞 ルリ |
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助けを求める言葉を 躊躇いも無く飲み込んだのは
胸を刺す痛みに もう慣れてしまったから
涙を零すのは 気付けばいつも一人の時
其れを拭うのは ぼろぼろで痛む自分の両手
我慢した分 痛みは増して
涙は隠れて流した
痛む心に気付いても「大丈夫、痛くなんてない」
ほら、だってまだ笑えるでしょう?
助けてくれるはずの人を 知らん振りして見過ごしたのは
「無理」って振り払われた手のやり場に困るから
素直になるのは 鏡に映った自分の前だけ
自分で自分を宥めても 傷付いた声じゃ意味は無い
耐える度に 傷は増えて
助けを呼ぼうと
口を開いてはまた噤み「大丈夫、我慢できるよ」
ほら、壊れていく音聞こえるでしょう?
慣れてしまったのは 痛みじゃなくて
言葉を飲み込み諦めること
一人で泣くのに躊躇いは無いけど
やり場の無い孤独はどうすれば良いの?
拒絶されるのが怖い思いを 抱きながら壊れていく心
今更もう戻れないよ
我慢した分 痛みは増して
涙は隠れて流した
痛む心に気付いても「大丈夫、痛くなんてない」
抱き続けて 心はひび割れ
声は喉元で消えてゆく
痛む心から目を逸らし「辛くなんてない、もう慣れてるから」
ほら、だってまだ泣いてないでしょう?
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