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泡沫
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作詞 ルリ |
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泡になっていつか僕は消えてしまうけど
君の願いならば断れるはずも無く
『好きなところにお行きなさい』
言われて下を向けば あるはずの無い足がついていた
海の中で泳いでいただけの僕は
世界の大きさにただ怯えるだけで
思い出にある青い海が恋しくなった
天を仰ぐ白い鳥 地に咲き誇る花々
ただ立ち尽くすだけの『弱虫』
紛れも無い 僕でした
海の魔女に敬礼して 手を振って笑えば
取り残された僕手を見れば泡
時間は後どれくらい
泡になっていつか僕は消えてしまうけど
君の願いならば断れるはずが無い
『好きなところにお行きなさい』
言われた僕の好きな場所 それは君の隣だよ
海の中で唄っていただけの僕は
世界の多きさにただ怯えるだけで
思い出に居る海の魔女が恋しくなった
空に浮かぶ白い雲 葉に登り飛ぶ虫たち
ただ立ち尽くす 『弱虫』
言われて気付く 僕でした
海の魔女に再敬礼 手を振って笑えば
取り残された僕 発したがる舌
戻らぬ声 笑う君
出ない声と知りつつも 歌をうともがく僕は
笑えるほどにバカですか?
成り掛けの明日と 泡に成りつつ僕
泣きながらも歌うよ 愛しい海の魔女へと
海の魔女に最敬礼 手を振って笑えば
取り残された僕 身体はもう泡
歌い消えた僕の耳に
聞こえたのは君の声 奪われたのは僕の声
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