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星の鱗
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作詞 ルリ |
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波間にたゆたうキラキラの 星の鱗がきれいだったから
君に会いたくなっただけの それだけの僕が夢を見る
海面すれすれ手を伸ばし 船の上から君を乞うるの
パシャリと水しぶきを上げて それがまたキラリと光るので
この両足が水をかくための鱗に覆われたら、と思うのです
口が利けなくなったって 君と同じ海を泳ぎたい
月に照らされた星の鱗に もっと胸をふるわせたい
跳ねる水の音にまた 手を伸ばすしかないんだね
漆黒の中で揺らめいた 虹色の髪がキレイだったから
それに触れたくなっただけの 僕が少し背伸びをするよ
今夜そこの入り江で花火を上げるよ 夜空の花をきっと見ておくれ
もう歩けなくなたって 君を近くで見ていたい
闇に飾られた虹色の髪に いつかこの手で触れたいよ
波に響く君の声に 心を沈められるのです
君の手招く方に行けたら ゆらりゆらりと泳ぐのに
身体が泡になったって 君と触れ合いたいんだよ
花が降り注ぐ入り江の下に 深く潜って会いたいよ
波がさざめく月の夜 星と虹とに手を伸ばす
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