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Lyric
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作詞 ココろう |
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物語は到底 永遠を否定するための道具だから
少女は最低でそれを 何度思い知らされたのだろう
飾った言葉を真に受けて 最後には殺されるような
裏切られるような 奪われるような
痛みも全て真に受けた
悲しみが襲わないのだから 悦びをもって綴るものがない
ハッピーエンドで救われる ちぐはぐの駄文が挙って
新しいことをやりたいから 永遠をもって綴る物語
凶器を産んでいくもの達 少女は笑っている
わだかまりは鋼製 経験を積み上げてきても融けないから
長所は有り体で言うと 上っ面だって思えてくる
こだわりはどうせ平平と 評価される自分だから
少女は亡き物語を 何度も読み返してきたのだろう
腐った言葉の銃に撃たれ 迷子に笑ってキスをした
満たされるような 十全なものじゃ
決してないが嬉しそうに
まだ読み進めているのだから 筆を呵せざるを得ないもの達
最悪のシナリオで終わる 妖艶な雅文にほだされて
生々しい程にたやすく 奇をてらった読み難い物語
頭が回っているもの達 少女は笑っている
笑った少女の頬を伝う 涙はハナから見ないフリ
解らないからって 睫を伏せて
虚構のリアルを抱きしめた
過ちが悪だと言うのなら この世に正義なんてないだろう
ハッピーエンドを望んでる ツギハギの少女が手を振って
「私はいつでも待っているわ 凶器を産んでいくもの達よ」
泣きはらした鋭い目で 少女は笑っている
少女は進んでいく
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