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知らない場所と僕の居場所
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作詞 栖納 |
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うまれた場所に帰り着き 僕は言葉を失った
見慣れない光景 此処が何処だか考えながら
受け入れられない 受け入れる気もない
ただ現実を瞳に映し ちいさく自分を嘲笑う
どうして もどってきた?
何の為に もどってきた?
自問自答をくり返し 結局答えはみつからない
くだらない もうわかっているんだろう
耳を塞いで無駄な抵抗 脳内をめぐる痛みに耐え
そうだ 此処はなにも変わっていない
あのころ 笑っていた僕が居た場所
見渡すたびに甦る記憶 消そうとする僕が居る
こんな場所知らない そう思い込むだけ
記憶に残る笑顔さえ疑って 逃げていただけ
認めたくなかった 変わってしまった自分を
昔と変わらない光景なのに こんなにも違う
今の自分はもう この場所を知らないんだ
ふりかえる 昔の自分にサヨナラ告げて
ちいさく笑う 今の自分を迎えるために
さぁ行こうか 踏み出す足に迷いはないよ
探しに行こう 新しい僕が求める居場所を
自問自答 いつのまにか痛みは消えていた
ねぇ いまの僕はうまく笑えているかな?
零れ落ちた雫 消される前の感情が溢れる
これが答えだ その瞬間 なにかが切れて
こんなの僕らしくないよと口先だけの意地をはる
しゃがみこむ地面は濡れて 声枯れるまで叫んだ自分
いまはすこしだけ 昔の自分にもどれた気がして
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