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ささやかで大きな許し
作詞 月影 睦
何でだろう
何で だろう?

聞きなれたアラーム音 夢は自身に引きこもり
いつもいつも同じ 退屈なうつつの始まり
騒がしい人ごみを掻き分けて 今日もマンネリな一日を過ごす

いつからなの
いつから なの?
私はとっかえの利く人形と
いつから いつから私は使い捨て?

もういいかなって思ってしまう
一世紀を五分の一は生きた
だからもういいよね
『私』は所詮生きてないんだよ
『個』のない人形なんて 生きているに値しない


聞きなれたアラーム音 夢は自身に引きこもる
いつもそれは同じ でもアラームは始まらない
顔を上げれば電池切れ いつもと違う一日の始まり

何でだろう
何で だろう?
アラームが鳴らなかっただけで
それでも ここまで世界が変わるもの?

もういいかなって思ってみる
一年間は無遅刻無欠勤
だからいいよね 一日ぐらい
愛車にもたれて空を見上げる
神様はいなくったって 空は眩しく輝き続ける


大きく息を吸ってみて
そこで私は気が付いた
ああ、『私』はちゃんと生きてると


まだいいよねと思いなおす
この世界で息をすることが許されている
それは私にまだやるべきことがあるということ
それが何かは分からない
でも まだ分からないだけ
待ってちゃ駄目だと 探さなきゃと
いいや違う 自分の存在意義は自分で決める
そうしなきゃ

「何も、変われない。何も、変わらないんだ」

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ささやかで大きな許し
公開日 2009/04/28
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 息をすることが許されているのって、正直一番幸せだよなぁという思い付きから
月影 睦さんの情報













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