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紫陽花と君
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作詞 紅楼姫 |
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雨降る窓辺で、君は空を見つめてた。
「いつか、私も、あの空の向こうに行けるかな?」
窓の下、庭の端で咲いていた白い紫陽花が
君の透けるような肌と重なって見えた。
明日は、晴れるかな? と、僕に笑顔で聞いてきたね。
今はもう空が、青く 蒼く 輝いているよ。
もし僕に翼が生えてたら、すぐに、君のもとに行くのに。
手を振ってみても、振り返してくれてるか分からないくらい
君は遠い場所にいるんだね。寂しいね。
あの日、枯れてしまった 紫陽花は
次の梅雨にまた咲くから。それまで...待っててね。
あの頃の君は、「雨っていいね。」と言っていた。
僕が隣で「雨のどこがいいんだよ。」ってきいたら、
「なんとなくだよ。」って返してくれた君の目に、
微かに浮かんでた涙をまだ覚えてる。
太陽が見たいな。 と、君はいつも矛盾ばかり。
でも君の眼は、淡く 純粋に 輝いていたよ。
もし君が戻って来てくれたら、すぐに、君を抱きしめるのに。
君の名を呼んでも、返事してくれてるか分からないくらい
君は遠い場所に行ったんだね、切ないね。
あの日、枯れてしまった 紫陽花は
今も僕の中で咲いてる。綺麗に...
もし僕に翼が生えてたら、すぐに、君のもとに行くのに。
手を振ってみても、振り返してくれてるか分からないくらい
君は遠い場所にいるんだね。寂しいね。
あの日、枯れてしまった 紫陽花は
次の梅雨にまた咲くから。それまで...待っててね。
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