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ラストプレゼント
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作詞 竹村由規 |
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不安定な感情の隙間を
悲しみをはらんだ精一杯の君の笑顔は
僕へのラストプレゼント
ツツジの咲いた舗道(みち)を散歩と称して歩く
たまには良いと君が微笑む
青い風が抜ければ初夏の空は高くて
心の重さを軽くするよう
手作りのランチまで準備して
「どこかの公園で食べよう」と
歩いてお腹を空かせても
とても今日だけは・・喉を通りそうもない
二人のラストデート
食欲がないよなんて心配されてしまう
胸が締め付けられて痛い
喋るタイミングさえも僕に教えてくれない
意地悪な気持ちを恨んだ
軽くなった荷物を持ちながら
終わりを告げる僕がそこにいた
しばらく黙ったままの君
僕は押しつぶされそうな沈黙の中で
自分を責めていた
赤目の君は目をこすり
肯定の動作をした後にすぐに微笑んだ
僕へのラストプレゼント
不安定な感情の隙間の
悲しみをはらんだ精一杯の君の笑顔は
僕へのラストプレゼント
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