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鼻歌
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作詞 竹村由規 |
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鼻歌交じりの歩道は満月の薄明かりに満ちてた
こういう時にご機嫌を演じる自分が嫌になってしまう
素直じゃなくて。あの時も本当は引き留めたかった
君の腕さえも掴めなかった
今だってほらこの寒ささえも
温めるのはカイロで十分とか言ってるし
淋しいくせに 泣きたいくせに
今夜も一人通りに響く鼻歌がなんか
余計に凍えさす僕の心を
たまの休みにする事があまりなかった自分が悲しくて
撮りためたバラエティとドラマを一日かけて見ていたら
笑いのツボや泣き所が微妙に違っていた君を
無性に思い出してしまった
今だってほら好きなテレビ見れるって
チャンネル権が自由になってよかったとか言ってるし
悲しいくせに 悔しいくせに
今夜も一人夕飯作りながらの鼻歌がとても
これからの毎日を孤独にさせる
少し気付いてた君の気持ちにまだ迷いが残っていた事を
今更言っても手遅れだね
今だってほら君を感じてた 部屋の隅々に思い出が転がっている
今だってほら一人が辛いって泣き言が自然に出てしまった
「自分らしくない」また強がるけどなんでだろう?
今日に限って涙声の鼻歌が告げる
一人になってちょうど“一か月”になるんだね
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