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春陰
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作詞 竹村由規 |
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隣で笑った細い肩を抱き寄せた
これほどの幸せはないと噛みしめていたあの冬ざれ
いつの間にか置いてきぼりにされてた季節の中
変わってゆく君に戸惑っていた
今 思い返せば心から「守りたい」と
深く思ったのは君だけだった・・
こんなにも愛しているのに
何でだろう? 涙がでない・・・
言葉にならない言葉だけが心を彷徨っていた
隣で眠った君の頬にキスをした
桜色に染まった頬は全然変わってなかった
眩し過ぎたあの日々に秘かに翳りが射した
遠くなってく君に戸惑っていた
自分の無力さに胸を痛めたって
もうどうする事も出来ないから
あんなにも一緒にいたのに
何でだろう? 涙がでない・・・
言葉にならない気持ちだけが二人を彷徨っていた
やさしい春の日差し 暖かい陽気に
心が洗われてゆくようだった
あんなにも身を焦がしたのに
何でだろう? 君が薄くなる・・・
言葉に出来ない想いだけが春陰を染めていった
心を染めていった・・・
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