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斜陽
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作詞 竹村由規 |
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斜めに沈んでゆく夕陽を片目に見ながら
必死にこいだあの坂道 君を後ろに乗せて汗だくになった
突然に降り出した土砂降りさえ気にならない
透けた制服滴る雫
そこには確かに若かった二人がいた
何もこわくなかった 何もわからなかった
嗚呼 一日一日がとても早すぎただけ
抑えきれないエナジーだけを持て余していたんだ
今日も退屈な授業ばかり そろそろバックレようか
高台から見えるのは 何も変わらない港町だけさ
少し色の剥げたローファー今年で ああ終わりなんだと
こんな景色も もう見納めと思えばなんだか悲しくなってくる
何もこわくなかった 何もわからなかった
嗚呼 一瞬一瞬がとても愛しかっただけ
抑えきれないエナジーだけを持て余していたんだ
今思えば あれは淡い恋 初めての恋だった
あんなに「卒業」という文字が
憎らしいと思ったことはない
そんな君も来月結婚するらしい
遠くから幸せを祈るよ 斜陽に抱かれて
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