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真夜中のベル
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作詞 ムメイ |
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例えば同じ空に埋れて
青い色で全身を塗られ
うなじあたりで呼吸をしてて
それが真の幸せなら
翼はないほうがましだ
暗い夜中犬と散歩して
月明かりは切なく揺れていて
なんとなく思ったことだ
警笛がなる 危険視された
振り向かないまま ただ走った
トンネルを越えて 崖に飛び出して
最後に一言 「馬鹿な」を加え
水面に映る月に向かって
ある真夜中 飛び込んだ
ふとした事ですぐ落ち込んで
何も言わないまま溜め込んで
それの重さにつぶれそうで
それで人生が終わるなら
人間てすごく切ない
暗い夜中犬が吠えたてて
月明かりは濃い雲に隠れて
なんとなく思ったことだ
夜中ベルが鳴る 襟 掴まれた
どざえもんの僕 引きずられた
長い昼を終え 僕は微笑んで
それよりも長い 夜に泣き濡れ
「君と同じ空に埋れよう」
ある真夜中 考えた
夜中ベルが鳴る 頬を叩かれる
君が笑った 突然雨が降る
空は消える 青色が流れる
どざえもんの僕 息を吹き返す
トンネルを越えて いつもの場所へと
最初に一言 「またか」を加えて
窓からもれる 月光に刺され
血ではなく喜びを吐いた
泣くには長い 夜を過ごし
最後に一言 「ありがと」を加え
真夜中のベルは鳴り止んだ
僕を起こすために鳴ったのかな
ある真夜中 考えた
ある真夜中 笑ってみた
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