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クドリャフカ
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作詞 ムメイ |
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古臭いロケットに 荷物を積んで
三秒の合図をひたすら待った
そのあとに飛び出したソラは
綺麗で静かな場所だった
無数の作り物の光
人はそれを星と思うかもしれない
窓から手を振っても気付かないから
互いに交わることもなく
ただ平行に過ぎるだけで
クドリャフカの光には気付かない
ただ静かで 何もない場所で
誰かと会うのを待っている
古臭いロケットは荷物を積んで
どんどん古さを増していった
衝突はしないよ 安全だから
安全だけど何も聞こえない
僕等も作り物の光
人は誰かと手を繋ぐかもしれない
でもそれは通過中に触れただけ
互いに愛する暇もなく
ただ必然的に離れていく
クドリャフカは勘違いをする
またどこかで 違う場所で
同じ形で会えるものなのだと
あの時あったロケットは
もうどこかで壊れたかもしれない
クドリャフカの光は
誰にも知られないまま消えたのかもしれない
すれ違うだけ 触れただけ
悲しいけど でも 大事なこと
互いに交わることはなく
ただ互いに一人ぼっちだけど
クドリャフカは最後まで
触れた光を忘れはしなかっただろう
僕等も互いに愛しあうけど
僕等も互いに手を繋ぐけど
それはただすれ違っただけで
離れたら また会えるか解らない
だけど互いに手をつないで
クドリャフカのように覚えていてくれ
古臭くオンボロなロケットの光でも
いつかまたすれ違うことを信じて
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