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東雲
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作詞 ムメイ |
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このままあの陽に溶けて
闇に消えていけたなら
ボクの手にある痣の痛みも
どこかへ飛んでいくだろうか
深い夜が怖くなると
二人は抱き合い揺れながら
愛し合っているフリをして
ただただ寒さに耐えていた
何の悦びがそこにあって
なんの慰めになるのだろう
あの東雲の空を
あなたは覚えていますか
嘘を嘘と言えないまま
また夜は明けるのでしょうか
泣かないような温もりを
ボクは今でも探しているよ
とにかく何かから逃げて
永久の川を下っていく
何の楽しみがそこにあって
どんなあなたが欲しかったのか
いまから会いに行けば
あなたは笑ってくれますか
ただの一言も言えぬまま
また夜は更けるのでしょうか
二人は揺れて抱き合って
ただ声をあげて泣いていた
陽の光が愛おしくて
陽の光が怖くて
ただ寒くて 弱くて
あの東雲の空を
あなたは覚えていますか
深い悦びも溶けていき
ボクらが別れたあの空を
この東雲の空を
あなたは今見ていますか
嘘を嘘だと言えるような
朝に溶けていきそうですか
いつかの寒さを忘れるような
光はボクを映しますか
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