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傷口
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作詞 芋吉 |
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真っ暗な部屋「ただいま」の声に答える人はもういない
いいかげんこの空気にも慣れないといけないなぁ
寂しさを紛らわす為のテレビも
二つの笑い声はいつしか重ならなくなった
小さな部屋のリビングを見て思うんだ
「こんなに広がったっけ…」
本当はサヨナラという選択肢を選びたくなかった
本当はあなたの手をずっとずっと離したくなかった
あなたとのたくさんの楽しかった日々は
今も私の心の治らない傷口よ
玄関先の小さなサボテン水を忘れる私の代わりにいつもあげてくれていたんだね
今はもうあげる人いなくてサボテンも枯れてしまったよ
誰かが言ってた「傷はやがて癒える」って
いつになるか分からないけど
そんな日が来ないかも知れないけど
私は前を向いて歩く
新しい光の元へと
あなたがつけたこの傷口が塞がったそのときには
きっとあなたの新しい道に納得できる
あなたの事を許せるようになってる気がするんだ
心からあなたの幸せを喜べるんだ
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