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教え
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作詞 三橋翡翠 |
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別れ際 小さく手を振った
着古した制服のすそが春風に揺れて
花に落ちた涙 誰もぬぐうことなく
あなたから教わったものが溢れていく
きっときっと至らない私達
何かあっては嫌がりました
私達はあなたの誇りになれますか?
「ありがとう」
恥ずかしくて言えないから
歌にして伝えます
今までの言いそびれた感謝を
この歌に全部込めて
いつか直接言えるくらい大人になるその時まで
先生でいて下さい
花で彩られた教室 机の上の卒業証書
見たことのない景色に改めて感じます
今日は旅立ちの日なのだと
きっときっとあなたからの教えを
破ってしまうかもしれない
それでもあなたの誇りでいたいのです
「ごめんね」
恥ずかしくて言えなくて
言ったら負けな気がして
そっぽむいて知らぬフリした
あの頃の気持ちです
いつかあなたと昔を語るときにでも
思い出しましょう
「さようなら」
悲しくて寂しいから
言わなくてもいいですか?
それぞれの道をまっすぐ進んだ先に
あなたがいることを
たくさんの「ありがとう」を言えることを
私達願ってます
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