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如月に咲くその路地で
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作詞 かいかい |
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斑色(まだらいろ)の路地 梅の薫りほのかに
髪をさらうかの様に 風が騒いでいる
頭が痛い君が言うには 一雨来そう
枯れ葉を踏んでは 宙を伝う足音
髪がうねりを利かせて 君も騒いでいる
アスファルトへと波紋が少々 ひたりと染みた
傘ならひとつ持っているから
せめて君の右 僕の左肩が冷たい位で
あれから躊躇いも無く落ちた雨に問う
群青に帰ってくれないか?
あの時間まで
薫りを付けた路地 如月の終わり頃
左を好んで歩けば 肩を竦めていた
"影送り"して右に映った 君の白い影
こうして何か直す毎に
此処で頬を拭い 掌から空へ泪を返した
あのとき予定通りに言った君に言う
君好みに熟れたはずだから
またもう一度
如月に戻ってくれないか?
最後にしよう
あれから躊躇いも無く落ちた雨に問う
群青に帰ってくれないか?
あの時間まで
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