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ボク
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作詞 かいかい |
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ふと空いたその隙間
心と臓のその間
突然に そう不意に
溢れ出た幾つもの糸
僕を動かすのはこのボクで
鏡に映ったそのボクで
あの糸この糸その糸と
左手と右手に答えを乗せて
天秤のように動かしては
全てを成り行きに任して
からっぽのボクがそこにいた
抗う僕がここにいた
涙したその瞬間
0と1のその間
頬に注ぐ水の珠
心と臓に振るい咲く
ボクが僕じゃないと刺さる時
孤独が住み着くあの日々は
伸びる雨雲に覆われて
右手からダイスを投げ飛ばせば
あの硬いボクで割れるんだ
裏を見せたそのふたつ達は
成り行きを失わせた様
頬の涙は色づいたよ
左手のこぶしを広げてみたら
過去の僕が意味を失くした
この隙間を覗き込むのは
微笑(わら)った心 と 波打つ臓
明日の僕がそこにいた
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