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アヤマドリ
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作詞 モグキオコヒ |
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夕焼け色に光る雨粒が アスファルトを打つ匂いほのかに
君はいう「アヤマドリ」
君の温かい手を握り 急ぎ屋根下へと走り込む
空より舞う雫 声にもならずに
優しくただそこにある…。
どこかで見たような雨粒が 頬を伝う熱い想いを冷ます
君はいう「さようなら」
去ってく冷たい背は滲み 嘆き膝裏へと崩れ込む
瞳に潤う雫 こぼれて溢れて
虚しくもうそこにない…。
冷たい夕立と 脈打つこの手に
微かに思い出すのは…
貴方の温もりと 無邪気な笑顔さえ
降りしきる雨の中 見えた気がしたよ
あの日と同じ空 瞼の向こう側
貴方の影が溶けていくよ…。
夕焼け色に光る雨粒が アスファルトを打つ匂いほのかに
僕はいう「アマヤドリ」
濡れた冷たい手を握り 一人冷たい手を握り…
君はもうどこにもいない…。
君は あぁ どこにもいない…。
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