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請う春
作詞 cw
君は陰に咲いた花
僕はそれに魅せられたモンシロチョウ
“白”を冠しちゃいるが 羽は薄汚れて
高くなんて翔べやしない
空腹満たすためじゃなく
ただその姿に引き寄せられた
「苦しい…」 囁く声すら 聴きたくて
風に揺れる花びら
春を告げる それが君の役目


独りを怖がる その心
君は 弱い と言ったけれど
寂しさを口にできるのは
強さだと僕は思うんだ
 だって君の頬は何かが伝って光っていた
 だって君は泣きながら微笑んだ
その弱い心
持ってないよ 僕も欲しいよ
その心


君は光を望んだ花
僕は当たり前に日向を飛ぶ
キレイな外見とは裏腹に この手は汚れて
その意味すら気付いちゃいない
気紛れなんかじゃなく
輝くその姿に引き寄せられた
「助けて…」 縋るのは ホントは僕
穴の開いた翼
春を運ぶ それが僕の役目


独りを気取る この心
僕は 強さ だと思っていたけど
寂しさを口にしないのは
弱さのせいだと気付いたんだ
 だって僕はいつも独りで涙落とした
 だって僕は頬伝うモノを必死で拭った
この強い心
誰にもわかりゃしない 思い違い
この心


君の強い心が 僕の弱い心を壊した
いつか来る春 笑い合って待とう
 春を運ぶ
 春を告げる
同時に叶う ときが来る
願いが届く 春が来る

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 請う春
公開日 2008/02/08
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 独り は 強さ でしょうか
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