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その瞳に映る、世界の終わりの為の始まりの唄。
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| 作詞 E-L-E |
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「どうせ世界は終わるのに…」
世界の終わりの為の始まりの唄
最初に聞こえたその歌が
世界をまた創りなおすのは
空が蒼をその腕に抱いて
この瞳に映ったから―
緑は輝き再生をはじめ
白鍵と黒鍵が旋律を奏でた
失われた物を取り戻す様に
花が咲き水が流れる様に
世界はまた再生を迎える
鳥の鳴き声と共に
私は自分を取り戻し歌う
―少女の瞳に映る世界―
「再生と崩壊を繰り返す世界」
「それは嘘で塗り固められた物語」
「それは終焉へと加速するための、決められた唄」
「全てを飲み込む幻想の中で歌う唄」
「生まれる意味も死ぬ意味も捉えられぬまま」
「答えを探すことも出来ず、同じ映像だけが繰り返し映る」
「少女が気付いたときに、終焉に気付く事は出来るのだろうか」
「その答えは少女しか知らない」
「眠りの中で見つかる光。はじまりのための終焉の光」
「今一度、眠りについて――」
―静カナル崩壊ノ瞬間 ソレハ鏡ノ様ニ綺羅メイテ―
体ガ崩レルソノ感触ニ飲マレ
鳥ガ落チテ逝クノト共ニ
世界ノ終ワリヲ感ジナクナッタ
花ト水ガ存在ヲ伝エタトシテモ
失ワレタ物ヲ覚エル事無ク
旋律ハ闇ニ声ヲ失ウ
緑ガ輝キヲ失ッタノハ…
此ノ瞳に映ッタカラ…
空ハ紅イ魂ヲ抱イテ
世界ハマタ崩壊ヲ始メタ…
最後ニ聞コエタ声ハ
世界ノ始マリノ為ノ終ワリノ唄
「また世界は始まるのだから…」
――そして、また同じ、朝が訪れた。
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