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温かくて冷たい手
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作詞 土楽かなと |
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あの日差し出した手は
貴方にとって温かいものだったのでしょうか?
何でこうなんだろうね
取っ組み合いの喧嘩すらできない
離れすぎってのも
不便なものだね
寂しいものだね
喧嘩なんてあまりしたことないけど
別に心配してるわけじゃない
だって、近くに大切な人が
傍にいることを知ってるし
支えてくれる人もいる
一人ぼっちなのは僕のほう
寂しいと思ってるのも
貴方に手を差し伸べたいです
気づいてください
冷たい手かもしれませんが
貴方がそんな顔をしているのを
想像したくありません
僕の手に気がついて
おこがましい
有難迷惑
大きなお世話
そんなことは知っている
でも気になるんだ
貴方は「さよなら」に慣れてないから
こんなものに慣れなんてない
そんな事は知っているさ
でも僕は慣れているんだろうね
周りに合わせることが精一杯さ
貴方は今、自分を責めているんだろうね
僕の想像だけどさ
今度逢った時でいいです
笑ってなくて良いですから
辛そうにだけはしないでください
いつものように
僕の我が侭な性格を怒ってください
願いですから
差し出した手を
とってください
自分では温かいつもりなんですが
冷たいかもしれません
でも、冷え性の貴方よりは
ましだと思いますよ?
あの時差し出した手に
貴方が「冷たい」と笑顔で言ってくれた
「そっちのほうが冷たいよ」
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