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夜猫。
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作詞 幻雅 |
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寂しさに任せ彷徨った
白い月夜の塀の上。
木々のざわめき 耳そばだてて
振り返る過去は夜闇の色。
嗚呼 人間なんてそんなものだよ
愛なんて言葉は飾りのようで
そう 人間なんてそんなものだと
解っていても恋しい あの体温が。
僕を標した赤い首輪は
鈴を鳴らして落ちていった。
僕は僕でしかない。知っている。
生まれ変わるなどそうは出来ない。
貴方が求めるものには成れない。
感じている。僕の限界。
傷ついてノワール。この傷はいつか
違う誰かが舐めて癒してくれる筈。
そう信じて止まない今日は三日月。
愛しさにに任せ鳴いていた。
白い月夜の塀の上。
星のささやき 目を見開いて
願う流星は遠くに消える。
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