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人形、
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作詞 +流+ |
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僕ノ傍ニハ君ガ居テ、
君ノ傍ニハ僕ガ居ル。ズット。
現実逃避の為に 買ってしまった 君人形。
現実の君は 私なんて 知っている筈無いけど。
私の傍の君人形は ずっと私だけを見てくれる、
そんな優しい君人形。
僕ノ傍ニハ君ガ居テ、
君ノ傍ニハ僕ガ居ル。ズット。
昨日も 今日も 明日も いつも 私に囁いてくれる君人形。
私の欲求をすべて満たして、また求めさせてくれる君人形。
私の傍の君人形。 ずっと傍に居て、、。
あいしている、呟いた。
僕...ノ..君ガ居..テ,,,
君ノ傍..僕...居ル。
ずいぶんたって 音声が途切れてきた君人形。
そろそろ、廃棄時かしら? 呟いてみる。 できる筈無いけど。
私だけを愛して 一生を終えてしまいそうな君人形。
そんな哀れな君人形。
突然、現実の君が私に、好きだと言った。こんな幸せ他には無いわ。
現実の君だけを見る私に 忘れられた君人形。
押入れの奥 小さな窓から差し込む明かり 浴びて輝く君人形
それでも 忘れる 私。
「(現実の)君だけを愛してる」 呟いた。
その夜 壊れた君人形が 私の前で 泣いていた。
咳き込む私。 気管を塞ぐ君人形。
僕...ノ.....君.....、
君..ニ..ハ..僕....居ル...ズット。
(沈黙)
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