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●写真●‐あの日の2人‐
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作詞 ICHI |
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響き渡るクラクション音と高いブレーキ音
散乱する小物の中に見つけた見覚えのあるマフラー
思い出した記憶、と同時に僕の頭は真っ白になって
血痕の付いた手を握りしめ 僕はしゃがみこんだ
「どうして運命はこんなにも複雑で苦しいんだろう」
答えのない質問を何度も何度も自分に問いかけて
こぼれる涙を自分でぬぐった
『永遠に愛してる』、そう言った君。
でも答えられなくて、君にさようならを言った僕。
そんな僕でもいいと許してくれた君。
それでも『ごめんね、ごめんね』と泣いていた僕。
付き合って1年目に僕があげた白いマフラー
それを嬉しそうに首に巻いて笑う君。
君を見た僕まで思わず一緒に微笑んで、
時を止めるかのように、君が僕にキスをした。
「どうして未だにこんなの持ってるのよ・・・」
ベットに上の君に何度も何度も問いかけて
写真の中の自分を見つめた。
『永遠に君を守る』そう言ったじゃない・・
いまさら君にこたえようとしてる僕
そんな僕を今でも許してくれますか・・?
君の凍った手を握りしめた瞬間に、
高さの同じ機械音がなった。
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