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ふれいむ〜206のそれぞれの想い〜
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作詞 D-BOS |
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「もうあれから 何十年経ったろう」
公園のベンチで一人 呟く老人の手には
一つの額縁
「すっかり君の居場所はココになってしまったね
それともあの星が君そのものなのだろうか
今日と同じように寒かった日
僕には何もできなかった」
「もうあれから 何十年経ったろう」
公園のベンチで一人 呟く老人の手には
一つの額縁
彼女は笑っているのに
His tears in the Frame
何故だか淋しく泣いているようにしか見えない
一人の少女がベンチに向かって駆けてきた
息を切らせて老人の前で立ち止まる
「私には何の得もないけれど
あなたに伝えたいことがある
あなたは 彼女の望み考えず
ただ この世界(white world)から背いているだけ
そうでしょう? 自分を守るため」
老人は驚いた顔をして 二人の間を沈黙が包む
暫くして老人が また呟きだす
「僕は知っていた 君の望みは
僕がこの銀世界と向き合って君を想い続けること」
「もうあれから 何十年経ったろう」
公園のベンチで一人 呟く老人の手には
一つの額縁
また老人は泣いていて
His tears in the Frame
でも彼女の表情は嬉し泣きにしか見えない
それを見届けた少女は 嬉し泣きながら
あの星を目指す
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