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旅人
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| 作詞 日向 葵 |
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彼は孤独な旅人
世界をたった一人で旅をする
人を求めて旅をする
この世界には彼しかいない
彼はこの世界で一人きり
もう慣れた
花も草も木も動物も海さえも
この世界には何もない
寂しいとゆう声を
聞いてくれる-モノ-がない
"その"言葉さえなくなりそう
彼は孤独な旅人
世界をたたった一人で旅をする
自分以外を見てみたい
この世界は彼一人
彼はこの世界で……？
旅を始めて何年目？
もう覚えてなどいない
気づけば髪は白髪だらけ
風に銀をなびかせる
始めたころはうかれてたんだ
真赤な髪を揺らしていたよ
ぁあ……っ
彼は絶望した
トビラがある
これが初めて見た自分以外
この奥に…？
トビラをあければ？
何かある…？
恐る恐る彼はトビラをあける
零れんばかりの光が 隙間からもれる
その光は彼を照らした 心を照らした
そして…
世界を照らす
彼は旅をやめた
世界はこんなにも自分以外で溢れていた
気がつくと真赤な髪がそこにあった
まだ若い彼
流れる人の川に
彼はいつまでも身を委ねていた
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