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あの頃
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作詞 愛詩 |
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春 君と僕が出会った季節
いつも一緒にいた 笑う時も泣く時も一緒だった
幼稚園の桜の木の下に未来の君への手紙を一緒に埋めた
夏 君と僕が大好きな季節
花火が開く祭りの夜がりんご飴が大好きだった
夏休みの日誌をやりながら食べたすいかの味… 覚えてる?
秋 君と僕が初めて喧嘩した季節
美味しいものを食べ過ぎて倒れた僕と季節はずれの胃腸風邪の君
3日間口を聞かなかったよね やきいも食べたら仲直りしてたけど
冬 君と僕の最後の季節
僕は君に想いを伝えた 君は困っていた 友達としか見れないと
それ以来君と僕の間に大きな溝ができてしまった
僕はここにいるのに君は僕を見てくれない
あの時伝えなければよかった 友達でだってよかった
空は灰色に染まっていて外は一面銀世界
まるで僕の心のようだった
雪がとけ冬は終わり春が来た 満開の桜 青く透き通った空
君のなかに僕はもういないとしても もうこの手の先に君の温度を感じないとしても
この空の先で君とつながっているよね
約束の日 僕らが出会った場所に向かった
木の下には僕らの手紙が埋めてあった 君の手紙には
『なんさいになっても ずっといっしょだぞ』と
下手くそな字で、でも一生懸命に書いてあった
変わらぬ街の景色の中 春は何度でもやってくる
君と僕が二度と戻らないとしても 同じ季節はやってくる
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