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秒速27cm
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作詞 何処 |
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何処かで鳴り響く鐘の音 僕の悲鳴
割れ欠けたグラスを傾ける両手
進まない時計 インク切れのプリンター
君へと進まない 思いがひとつ
ちぎり捨てたはずの手紙を
僕の影は握り締めてインクを滲ませた
白の部屋に七色の星が降る
昇らない朝日 沈まない夕日
心臓は停止したまま君の言葉を刻んだまま
進めない僕の無能を嘲笑うだけ
今ここで響きだす僕の胸 君の笑顔
崩れ落ちた心をすくいあげる薬さじ
こぼれた砂粒 耳鳴りする世界だけ
君へと伝えたい 思いは何個
夜の部屋に朝焼けが満ちていく
南中高度 未だに遠い
心臓は稼動したまま君の鼓動を忘れたまま
逃げ出す僕の過ちを慰めるだけ
鉄条網 フェンス 見慣れた光景
君の髪 花の色 煌いた惑星
いま いま 僕は行く
白の部屋に七色の星が降る
昇らない朝日 沈まない夕日
心臓は停止したまま君の言葉を刻んだまま
進めない僕の無能を嘲笑うだけ
朝の部屋に朝日が染みていく
僕の声だけが溶け出して行った
くたびれた靴でどこまで 君の言葉だけでどこまで
醒めきった僕の心は動き続けるだけ
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