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祖父
作詞 tu-
お酒を飲むとよく酒の肴に
僕の幼い頃のことを話してくれた

まるくてかわいかったんだよと 開くアルバムには
あぐらをかいたあなたの上で笑う僕がいました

あなたの腕をつかんで
ペダルをこいだ 夕暮れの校庭
補助輪は失くしたけれど もう大丈夫です
その大きな背中であなたは
生き方を教えてくれた


高二の夏に 近所のバイク屋で
原付を買ってくれたことを覚えていますか

ガス欠で何度も助けてもらったねと
写真の中のあなたに呟くと
コワモテのあなたの顔が
少し緩んだ気がするのでした

大学に入ってからも
彼女ができたことを言わず
なんでお前には彼女ができないのかと
余計な心配をさせました

現在(いま)では 深い愛で祖母を
包み込んだあなたのように
命をかけても幸せにしたい人ができました

あなたがくれた無償の愛
人を愛することの意味が
ようやくわかった気がします

今日は僕の晴れ舞台
僕らがよく見えるように特等席を用意しました
あなたの席には写真を置いて待っています

いつもはお供えしても減らない
入院してからずっと我慢していたお酒を
今日ぐらいは思う存分飲んでください

「きっと見にきてくれているよ」なんて
あなたの話を酒の肴にみんながするでしょう

いつか あなたを越えてみせると
溢れる涙が流れぬように
あなたを見上げて誓ったけれど
あの約束は空へ返します

シワの数を重ねるほど
あなたに近づいていけたら
そんなことを思うと もっと
強く生きたいと思えるのです

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 祖父
公開日 2008/03/14
ジャンル ポップス
カテゴリ 家族
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