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『Kill me』
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作詞 夜月朔夜 |
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いつからだろう。
心を閉ざし始めたのは。
きっとその頃からだ。
俺が俺じゃなくなったのは。
親の言うことを素直に聴く自分がウザかった。
俺のことをわかっているフリをしてくる奴らを殺してやりたいと思った。
全てが邪魔だった。
歩けもしないのに歩こうとする自分も。
邪魔なんだ。
生きようともしていないのに死ねないから。
だから消えたかった。
ありえないのに望んだ。
望むことも許されないのに、それでも望んだ。
手を伸ばすと掴めそうで掴めない。
だからといって前へ出ることも出来ない。
孤独の中のまた孤独。
光の中のまた光。
闇の中のまた闇。
何も望まず、
何も欲せず、
強いて望めば、
――Kill me.
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