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{彼(50)+彼女(47)+僕(19)+君(14)}×僕(14)
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作詞 ニコル |
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僕の心の奥の奥 たくさんの鍵付きのドア
全部鍵かけて僕は真ん中で体育座り
目を閉じて耳も塞げば僕だけの世界の完成
時々ノックの音がする その音も聴かずに済む
大切な人と大切な人が罵り合う毎日
彼らの2倍の速度で僕の心は傷付いていく
彼らを繋ぎ止めるのは僕だけ
だからこそその痛みは大きい
もう一人の 僕より丈夫な僕は
そろそろ離れる時が近付いている
僕はなんで生まれたの?
神様はどうして僕をこんなところに
僕はどうすればいいの?
大人になるまでここで生きろっていうの?
大人になる前に
寂しさで死んじゃうよ
僕の心の奥の奥 たくさんの鍵付きのドア
思い切って1つ開けた その勇気は計り知れない
ドアの向こうに君がいた 僕の世界に加わった
他にもノックの音がする それらに応じるのはまた今度
とりあえず寂しさで死ぬ可能性は低くなったが
安心するのは早い まだ僕の心は傷付いている
原因は何だ? 罵り合う彼らだ
彼らの言葉は僕へと突き刺さる
もう一人の 僕より利口な僕は
こんな時どうしただろう?早く帰って来て
僕はなんで生まれたの?
神様はどうして僕をこんなところに
僕はどうすればいいの?
大人になるまでここで生きろっていうの?
大人になる前に
つらすぎて死んじゃうよ
大切な人と大切な人が罵り合う毎日
それは鍵をいくつ開けようと変わることはないみたいで
でも
彼女は僕を見て微笑んで
彼は僕を見て笑顔になった
願わくば お互いを見て笑顔に
神様 彼らに愛を いつかのように
僕が生まれた理由が
僕がすべきことが少しだけわかった気がする
僕が生まれたのが たとえ
何かの嘘だったとしても 生まれぬはずのものだったとしても
僕のこの存在は本当だから
彼らからの僕への愛を
僕は確かに感じているから
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