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「空虚な旋律」
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作詞 souzou |
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気鬱な景色に捨てたはずの晴れない意識は
うごめいて 湧きだして 出て逝きやしない
粒子荒れるふらつきが
感度ない肌に染み込んだ寒さが
へばりついて脅えている
触らないで僕に 忘れていた温もりを思い出すから
頬笑みの回想を無くしたいんだ
鳴り響いた無理な旋律 矛盾なその声に
ありふれた孤独の嘆きは 泳いでいる言葉 現実からは遠く
走り出した汗腺の旋律 隔たれた場所に
存在する無気力の遠吠え 流している物体 皆無からは近く
どこかに飛べるはずの細いコード
繋がれた電波はからっぽの余韻をプレゼント
浅い秒針刻むエンジンに
砂漠になった乾く振動に
巻き付かれて吐きそうなんだ
大人になれない僕は 閉めなきゃいけない蛇口を
いつまでも開けていたいから
塞ぎこんだ空虚な旋律 虚像に望みを込め
静止したこの場所で 繰り返す日常 砂嵐は続く
かじかんだ空虚の旋律 逝く宛てはないが
弱虫のピアニシモは 作り出す直線 極端に細く
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