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静大なラストカット
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作詞 souzou |
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名前は知らない 異性であることはわかる
それは容姿から受けたものではなく 鼻腔をくすぐる風がおしえてくれた
エンドロールが流れ 幕が閉じ 動き出す人々
ここに黄色い影はなく もっとも居心地が良い場所
落ち着くときに聴くテクノとクラシックほど風景浮かぶ時はなく
味わいを最大限に広げることが出来る
好気心に背く餓鬼に接近する宇宙は
雨中に潜む涙の大粒キャンディーに類似し
覆い被さる格好という外見が全てだと思う迷路に入り込む
血を視るときの震えはどこに居ても始まり
過去になっても想像で震える
全身心で極める淵に死を越えてもあり得る希望を
不快感に訪れる黒いマントは静かとおもわれたベットの上で置き
見違える近未来をフィクションのなかで置き換える
性が与えた計り得ない幻を冷めた視線を送ることを禁じることで
会議にピリオドを打つ しかし
それを消しゴムで消しては書きを繰り返し
破れる紙心は青いこと限り無し
二次元に没頭する四角形の薄さが安易な安心感を齎し
満腹な嘘を脳に示す
人間法停止機が発明された
共鳴と歓喜に湧き 飲み水のように流れ
永遠であると思わせ 矛盾の空に道化師と化した
僕らに静大なラストカットを
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