|
|
|
「非・記号」
|
作詞 souzou |
|
静かだったよ 人の笑い声も機械走る音も聞こえない
ヘッドホンから広がる音 最大のボリュウムに呑み込まれる
外国から届いた知らない言葉が唄うんだ
ガチガチ耳当て外せないのは冬がとびきり寒いから
それでも目に映って 脳に入る景色と冷めた空気が現実世界へ招待した
ぼくはチケットを持っていないけど この世界に居てもいいみたい
今が痩せこけて 目の下にクマを飼って 妄想はたちまち肥えていくよ
きっと想っているよりラクチンなんだけど 夜空なしじゃ生きられない
ア行から適当つけた名前に残さず着火した
走り終わった後みたいに急いだ呼吸 脳内で独り言
燃えづらいときは連呼しながらオイルを足すよ
観覧車がつくる風じゃ何処にも消えやしないから突風を送るよ
絡まった舌と割れたクチビル
響く羅列にバイバイ 戻らないことを願う
万華鏡にも似ている滲んだ水晶で見つめる
揺らいだ炎は使い捨てライターが作り出すピクシー
生乾きの落ち葉にフリーペーパー巻いて白い煙り吐く
いつの間にか明日を忘れた
|
|
|