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「お洒落な夜、真冬体温計」
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作詞 souzou |
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雨音が聞える窓際で鼻歌混じりの文字を唄う
紛れる雑画に古びた映画を思い浮かべ
7対3で割ったアルコールに羞恥心を少し忘れ
即興のラブソングは星空を雨空に映しながら
赤目の揺れでシャッタースピードは落ちて
太鼓の音が庭先に水たまりを写しながら
終わりなく思えるときが永遠なんだって知った
オシャレな夜をドーナッツに変えて
甘い空気を冷えきった体に吸い込む
それだけ外は真冬 マフラー巻きつけて出かけよう
青空にかかる夜 妖艶な子供 10円ガムの膨らみ
イチゴジャムの粒を数えて 白い息を換気扇で消す
食べられて眠る羊たちを呼んで小さな鈴を揺らした
車輪から起きでた旋風にからまる時チョコバーの軽さに変わる
スーハーの呼吸銀色は透き通って見渡す星屑を盛り上げて
紙風船の風に万華鏡のぞいたら新しい時計をプレゼントされた
羽ばたく両手を伸ばしたら屋上から飛べる気がした朝日
オシャレな夜をドーナッツに変えて
血走った幻覚で回転速度をあげる
それだけ外は真冬 ニットキャップをかぶって出かけよう
それだけ外は真冬 厚手のコートを引きずり出かけよう
綿菓子うかぶ空 忘却の大人 夢中に折れた足
真冬に壊れた頭を押さえて 冷えた体に温度計をさす
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