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「独り旅」
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作詞 souzou |
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止まった時間に何を思う 私は過労を引き連れて 煙草をくわえ旅に出る
止まった時間に誰を想う 私は見知らぬ誰それか 焦がれる他と旅に出る
そこ吹く風に落とし物 走らず眺め改行せずに見送った
浮遊の執着は後ろ歩きが得意
行方不明の気に入りの服 手触りだけは忘却へ
長く伸びた後ろ髪は掴めないほど遠退いて
きれきれの愛を語るなど 惨じめな自分を軽蔑する
前倣いの感覚が今はとっても大切で
いつでも壊れそうな青空を無理矢理にでこじ開ける
それなりの真似事を徒然と行なえば 結局いつもの空言浮かべ
濁った血液をアルコール消毒すれば 極論矛盾に落ちてゆく
止まった時間に何を思う 私は不安を呼び起こし 毛布を抱いて旅に出る
止まった時間に誰を思う 私は過ぎ去る思い出か 逢える願いと旅に出る
身近で何事を済ませ 上辺の会話で安易な共鳴
笑いの薄さに怯えながらも自己主張と言い聞かす
行動模範を違えながら流れる空気に割り込めば
はき違えた人格を他者の器で試しみる
帰り道の反省文 次に続かず自己嫌悪
止まった時間に何を思う 私は過労を引き連れて 煙草をくわえ旅に出る
止まった時間に誰を想う 私は見知らぬ誰それか 焦がれる他と旅に出る
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