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たばこ。
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作詞 あいじ。 |
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平穏な毎日が退屈で家を抜け出した ある日の真夜中
一人公園のベンチで煙草をふかす
煙は絶えず藍色の空へ昇り瞬く間に消える
見上げた空には星が煌々と光って
そう、手の届かないあの人のことを思い出させる
肩が触れるか触れないかの距離で
あの人はいつも私に優しくしてくれた
もどかしい想いはきっと私だけ
そう、あの人はいつも微妙な距離を保ちたがった
何気ない誘いに胸を弾ませた ある日の夕暮れ
二人公園のベンチから砂場を眺めていた
幼い子が小さな砂山を作っては壊す
汲んできたバケツいっぱいの水を流して
そう、砂山は私とあの人の関係みたいに脆かった
冷たい風が吹き荒れる ある日の真夜中
あの人は私を引き寄せ耳元で囁いた
強い風にかき消されぬようにしっかりと
それは紛れも無いあの人の決意の表れ
そう、さよなら。というたったの四文字に私は泣いた
平穏な毎日が退屈で家を抜け出した ある日の真夜中
一人公園のベンチで煙草をふかす
煙は絶えず藍色の空へ昇り瞬く間に消える
見上げた空には星が煌々と光って
そう、手の届かないあの人のことを思い出させる
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