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ゆめ
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作詞 理依 |
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“あの日 あの時”みたいな番組を見て
「あー!!あったあった!でも何て言ったっけ?
えーと。。確かに流行ったんだけどなぁ・・・」
ってなるのは 本当に寂しいと思うんです
んなこと言ったら 世の人々は
「アンタ 若いからって調子良いこと言ってんじゃないよ!
アンタだってあと2・30年もしたらオバさんなんだからッ!!」
ってお怒りになるだろうけど
だってそうじゃない?
世界は常に
知らないもので 溢れていてほしいって
あなただって 願っていたでしょう??
私が賢くなるほど
世界は簡略化されていって
その地図の中
描いた宝島は見出せなくなった
私が素直になるほど
世界は粗末なものに感じるから
いっそ 塞ぎ込んだ 昔を見つめて
目隠しをして 生きようか
月・火・水・金 部活して
月・水・金・土 塾行って
「さすがに ゆとり教育っていったって疲れますぜ 先生。」
物理なんて知りたくありません
歴史なんて信じられません
世界は未開発地帯のはずでしょ?
幼い頃に 描いた夢は
私が生まれるずーっと前に
この世界の基本概念ってやつで 潰されちゃってるの
私が大きくなるほど
世界も大きくなればいいのになぁ
60億人住まいにしては
この家は狭いと思うよ
私がもう1度 夢見れるのなら
一体何を望むの
「ねえ わたしね
おおきくなったら まほーつかいになりたい!」
ごめんね
叶いそうにないや
「なれるかなぁ? なれるよね!」
そんな目で 見ないでよ
私だって 信じたい。
私が大きくなるほど
世界は夢のないものに思ったけど
それを創り出しているのは
私たちなんだね
私が幼かった頃
思い描いてた夢は
何十年・何百年経っても
誰かの心に宿っていてほしい
そしてきっと
その光が
いつかきっと
夢をきっと
叶えて
―――ゆめ。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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