|
 |
|
種
|
| 作詞 理依 |
|
机の前 猛勉強
何のため？誰のため？
通知表 点数稼ぎ
何のため？誰のため？
道徳の授業は
他人事に聞こえる
子どもに向けた言葉
大人もきっとわかってない
「最近の子は…」って
聞き飽きたよ ソレ。
理想像があるなら
手本見せてよ
コンクリートの上に種をまかれて
ビルの隙間の日で育ちました
海もなければ 山もない この街で
大人の醜さで葉をつけた
今までの幸せと 今までの不幸を
天秤にかけてみても
重さはきっと変わらない
外国で起きたテロ行為 国内で起きた殺人
すべて無関心なの
多分 自分も…
「馬鹿野郎!!」と怒鳴る
お前らも“馬鹿”だ
設計図があるなら
それ通り作ってみてよ
ストレス溶液を毎朝浴びて
排気ガスを吸って芽を出しました
愛もなければ 神もいない この街で
自らを汚して 根をはった
今までのイラダチを
全て他の花にぶつけて
踏みつけて 枯らして 自分も 枯らして
土の中 泣いたんだ
自己満足の愛を 根から吸い取って
冷たい世の中で蕾をつけた
澄みきった青空さえ 濁るこの街の
悪循環。
せめてこの種だけは ちゃんと…
せめてこの種だけは きれいに…
咲いて咲いて。
|
|
|
