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堕落
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作詞 紗々 |
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私の周りを包む闇
たった一人の夜の空気が
私の温度を奪ってく
柔らかなベッドの上で
闇の中 静かに沈んでゆく
魂なき私の抜け殻
私はどこまで沈んでゆくの?
その問に答えはなく
きっと私どこまでも
この闇に吸い込まれてく
人は何故
愛されないと知っているのに
誰かを愛してしまうのだろうか
その行為が自分を暗闇に
堕とすことを知りながら
堕ちてゆく抜け殻の私
堕ちてゆくと知っていたのに
君の心が欲しかった
いつか愛されるときがくる
ずっとそう夢を見てきたのね
夢は夢で終わったけど
この底まで堕ちてしまったら
何が私を待ってるの
きっとそこに愛などは
存在すらしないだろう
愛されない哀しみなど
なんともないと思っていた
愛し続ける強さなど
持ち合わせていなかった
堕ちてゆく自分自身を自嘲して
それでも愛は消えなくて
人は何故
誰かから愛されることを
知らず知らずに求めてしまうのか
堕ちてゆけばきっと抜けれないと
心では気づいてるのに
私はどこまで堕ちるのだろう
その答えを知ることもなく
底に君はきっといない
孤独と後悔だけが
口を開け飲み込んでゆく
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