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足跡
作詞 may
生きていた
灰色のコンクリート 四角の中
美しく差し込む光を 白いカーテンが遮る
囀る小鳥の声が窓の隙間から入り込んで
その小さな手を引いていく

何もない部屋で 閉じた扉にもたれかかる
指をくわえて 右手には大好きなぬいぐるみを抱えてた
どこから伸びる影は 決して私を覆おうとはせずに
何も変わることのない毎日が 信じていたことを壊していった
見下ろすように笑っていたその口をハサミで切った


生きていた
真っ直ぐに伸びる雑草 泥土の上
照りつける太陽を 白い自分の手で遮る
煩わしく息を吐く音が人込みを満たして
この短い足を飲み込んでいく

何度も夢見る場所に 一本だけ大きな木がある
手で望遠鏡を作って 届かないそれを毎日見ていたんだ
忍び寄る星屑の夜は あざ笑いそれを隠していって
何時もつけたままのラジオの音が 夢の夢を消し去った
強く生きる太陽にはとても歌も届かない


生きていた
胸に燃える心は冷たさを覚えて それだけを繰り返す
夢の夢から覚める一瞬に 空を越えて飛ぶ鳥を見た

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 足跡
公開日 2008/01/20
ジャンル その他
カテゴリ その他
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