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冷たい肩
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作詞 菅田 正明 |
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雨に濡れた君の肩
びしょ濡れの僕のカバン
もしも隣に君がいなかったら
斃れる...煙になってく
夢を見過ぎていた
鏡の中の自分(おとこ)が叫ぶ
削りすぎた鉛筆のような
言葉でもいいから
感情を曝け出してみてよ
君が僕の顔を忘れてしまった時でも
そばにいるよ
家の前で息絶えた
名前もないハチュウ類
僕の姿を重ね合わせてみて
何故だろう...涙がこぼれた
誰もが人を愛し 同時に人を傷つける
死を前に僕らは皆平等に無力
露命をつないでる 転生を繰り返す
二人の運命が目の前で崩れ落ちていく時は
手を強く痛いほどに握って
何も言わずにただ眺めていよう
君の首筋から
馨る黄泉の匂いに癒され
深い痛み君だけが治せる
僕の心の傷
躊躇わずに君の冷たい肩
抱きよせたらもうそのまま二度と動かない
離さないよ
雨はじきにあがるよ
君を抱きしめた時に
西の空に跳ねる光が見えた
君の溢れる想いが僕の体中をつたって
やがて温もりに変わった
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